地下水測定部会の活動を知る


2006年10月から市と協力し、法政大学工学部の山田啓一教授のご指導を頂いて、毎月1回、市内16ヶ所の井戸の水位測定を始めました。その後、東京都土木研究所の川合さんにもご協力いただき、土木研究所の管理する井戸の測定も加わり、最大33ヶ所まで広がりました。

途中、2011年6月に中間報告(会報「くるりんぱ」No.14号)を行いました。山田先生から「10年測定してからコメントしなさい」と言われていたこともあり、2018年2月まで11年5ヶ月に渉る観測を行いました。現在、井戸水位測定については終了としています。

 

地下水測定部会は、井戸の水位測定の他に市内の主な湧水地点の湧水量の測定を行っています。2007年9月から、新次郎池、貫井神社、滄浪泉園、T邸の4ヶ所で始め、これは現在も続いています。

 

測定データについては、井戸、湧水共にホームページに公開しており、また市役所の1階ロビーにも広報板が設置されています。

◆2011年6月発行、「くるりん・ぱ」No.14から

当時、県境市民会議の会報として、小金井の環境をみんなで考えるマガジン「くるりん・ぱ」が発行されていました。No.14は地下水の特集号として、5年間の地下水位と湧水量の測定の活動報告を掲載しました。その内容をご紹介します。

小金井の湧水は、市内を流れる野川の貴重な水源であり、その流れは多くの生き物を育み、人々に憩いの場を提供しています。地下水や湧水は、私たちにとって大切な財産です。
平成16年3月「小金井市市民会議」でも地下水や湧水の保全に関する活動をしようという機運が高まり、井戸の水位測定と湧水量の測定を始めました。
小金井では、湧水量が都市化の進む前に比べて明らかに減少し、野川が渇水するという現象が起きてきます。
地下水や湧水の状態を調べ、多くの市民にその重要性を知ってもらう活動は、地道ながら重要な事です。
今後も地下水と湧水の状態を把握し、その保全に向けた施策の提案ができるように活動を続けたいと思います。
継続のためには仲間が必要です。この特集で私たちの活動を知り、ご賛同いただける方はぜひともお力を貸してください。

地下水ってなぁに?

地下水は地盤を構成する重要な要素です。
雨水(降雨)が地下に浸透し地下水となり、砂や砂利のような水を透しやすい地層や、地中の岩の間にある空間で構成される地層に蓄えられています。
地下水が地層中を通過する時間は長く、地下に浸透するにしたがって、途中で接触する岩石を溶解し、その土地の地質にあった水質に変化していきます。
地下水には地層の浅い所にあるものと、深い所にあって圧力を受けているものがあり、浅い地下水を利用する井戸を「浅井戸」、深い地下水を利用する井戸を「深井戸」といいます。一般的に深井戸の水の方が、外界から隔離されているので安全性が高く、溶け込んでいるミネラル量が多いといわれています。
地下水は、良好な水質で水温の変化が少なく、井戸により取水するため大規模な貯水・取水・供給施設を必要としないといった特徴があります。生活用水(飲料用、調理用、浴用等)、工業用水(飲食品製造業、原料用、洗浄用、冷却用等)、農業用水等、各種の用途に利用されています。


(日本地下水学会の公式サイトより、転載)